兼八新聞12月号を更新しました！

　日本は人口減少が加速している中、2050年には世界人口の1/4がアフリカ大陸の人になると言われています。弊社も一部の国へ自社商品の輸出を行っておりますが、アフリカ大陸には実績がなく、以前から訪問したいと思っておりました。そんな中、ある日本国内の大学からきっかけをいただき、チュニジアへ行くことになりました。チュニジアはアフリカ大陸北部の地中海に面した国で、対岸のローマから1.5時間ほどの距離にあり、イスラム圏の国です。大変気候がよく、一年を通して過ごしやすい国です。そのチュニジアで干柿製造機械の販売の可能性を探るため、現地の農場や物流現場の視察、干柿作りワークショップの開催、関係官庁とのミーティングを行ってまいりました。

　皆さんから大変意外な反応を受けますが、実は渋柿は世界中で生産され食されています。中国が生産量・消費量ともに圧倒的な1位ですが、消費量世界2位はスペインと言われています。またチュニジアは、元々オリーブやオレンジの生産が盛んな国ですが、近年の気候変動による降雨量の減少により、これらの作物の生産が難しくなってきているようです。柿はオレンジに比べて半分の水で生産することができ、さらに青果の販売価格が3倍ということで近年注目されているそうです。

　ただし、干柿はアジアが中心であり、チュニジアではほとんど知られていません。フレッシュな柿は消費期限が短く、生産地から消費地へ運ぶにはコールドチェーンが必要ですが、これは大規模な投資を要します。干柿に加工することで商品価値を向上させ、消費期限の問題も解消しようというのが私の目論見です。私たちの技術と知見によって現地の所得向上や食糧事情の改善が実現できれば幸いです。

　普段は自分の会社のことで精一杯ですが、ビジネスキャリア後半は、世界中で社会の役に立つことにもっと時間と労力を注いでいきたいと考えております。そのためにも、自社の商品力の向上とともに、私自身の語学力も高める必要がありますので、こちらも日々努力してまいります。

　12月は飲食店の皆様の書き入れ時です。最近急に気温も下がってまいりました。どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。

　こんにちは、営業課の中神です。ガラス越しの緑と香り立つ本格イタリアン「UNLAST（アンラスト）」様が12月6日に愛知県豊川市に誕生します！

　こちらのお店は洗練された空間デザインと本場仕込みの料理を融合させ、「食と時間を愉しむ場所」をコンセプトに掲げています。店内に一歩足を踏み入れると、まず目に入るのはホール中央に広がるガラス張りのお庭です。四季折々の緑がやわらかな光を反射し、昼は自然光がテーブルを包み込み、夜はライトアップされた幻想的な雰囲気を演出します。都会の喧騒を忘れさせる穏やかな時間が流れ、まるで小さな美術館に迷い込んだかのような特別な空間を感じていただけます。

　インテリアは、イタリアのモダンデザインをベースに木の温もりを調和させた上質な仕上がりです。キッチンからは、シェフたちが丹精込めて料理を仕上げる音や香りが漂い、五感で楽しむ食体験をお届けしています。
メニューの中でも特におすすめなのが、自家製パンチェッタを使ったカルボナーラです。店内で丁寧に熟成させたパンチェッタは、脂の旨味と香ばしさが際立ち、ソースに深みを与えます。卵黄とチーズを合わせた濃厚なソースがパスタによく絡み、滑らかさと弾力のバランスが絶妙です。ひと口ごとに素材の良さとシェフの技術が感じられる、こだわりの一皿となっています。

　また、店内にはゆったりとしたテーブル席に加え、シェフとの距離が近いカウンター席も設けています。おひとりさまでも気軽に立ち寄ることができ、女子会やデートなど、どんなシーンでも心地よく過ごせる空間です。落ち着いた照明と上質なインテリアが、特別な時間をより一層引き立てます。

　「UNLAST」様は、料理・空間・時間のすべてを丁寧に設計し、ご来店されるお客様一人ひとりに“特別なひととき”をお届けします。ガラス越しに広がる緑とともに、本格イタリアンの奥深い世界をぜひお楽しみください。