温度の上がりが悪いとのことで、見させていただきました。原因はスチームトラップという部品の不良で、配管内に貯まった水が排出されず、蒸気が行きわたらないことが原因でした。

その部品もかなり奥にあり蒸気配管の熱で火傷しないよう、ある程度冷まして作業しました。

部品交換を終え、動作確認を済まし、設定温度で止まるか確認し完了です。

機器のパーツの中でも一番酷使される部分、ハンドル。ここは経年によりやはり不具合の多くでるパーツです。

交換は比較的簡単に行えますので、困ったらハンドルを交換することをおすすめします。

このケースは、ガスオーブンの中にある電装部品の故障によるトラルブルでした。右の写真はガス式のオーブンの中です。基盤とその他の電装機器が入っていますが、見た目では、どれが故障しているかわかりません。

テスターを使用し、どの部品が故障しているか判断します。

今回は、下の部品が壊れていました。（100Vから12Vに変換するトランスです。）目に見えて故障している様子はありませんが、実際は12Vの出力はなく壊れてました。

オーブンの熱による故障だと思われます。オーブンの熱を伝えないように、断熱材や、ファンも付いていますが、やはり内部はかなりの温度です。定期的にチェックしておいたほうがいいパーツです。

インフラレットウォーマーという、上からヒーターの熱で調理した物の保温が出来ないという事でご依頼をいただいたケースです。

テスターをあてると、どこかで断線している様子です。配線をたどっていくと、怪しそうな所がありました。写真の圧着している所が焼けています。

この焼けた所を切断し、スリーブを使い再度圧着しました。このような熱機器はかなりの熱量が出るので配線も太いのと配線自体も結構な熱を持ちます。なので、圧着したところは、ガラステープ（耐熱のテープ）で保護します。＊やらないとまた焼けて断線の可能性があります。

真空包装器の真空具合が低いとのことでご依頼がありました。見てみると、オイルの色がひどいこと。また量も減っています。本来、このような真空包装器は定期的なオイル交換が必要です。（メーカー推奨でだいたい3カ月のメーカーが多いです。）

聞くとオイル交換した記憶がないそうです。定期的に交換しないと、最悪ポンプが壊れ10万円以上の修理にもなりますのでご注意ください。

オイル交換して動作確認し完了です。

劣化したキャスターを交換して、異音もなくなり、スムーズな動きになりました。