このケースは電源が入っていて機器は動いていますが、製氷工程になりません。見てみると水皿が落ちた状態でした。原因はこれです。水皿を動かすモーターとの接続部の部品（カム）が割れます。モーターは動いていますが、カム割れで空回りして水皿を動かせていませんでした。カムを交換することでこの症状を解決できます。

水皿の劣化や、タンクからの水漏れも少量あったので、同時に交換しました。

部品を新しいものと交換することで良い状態の氷が出来るようになりました。

氷の穴が大きくなるの原因は、貯水タンクに穴が空き、氷を作る為の水が不足している状態であることが多いです。このケースもそれが原因でした。水皿と貯水タンクの交換で解決できます。水皿は、普段なかなか見ることのない部品です。（上の写真）貯水タンクの水をポンプで吸って、この穴を通って氷が出来ていきます。タンク・水皿の中は汚れている事が多いので、定期的に清掃することをおすすめします。破損した部品を交換し、元の状態に組んで修理完了です。修理完了後１回目の氷は、ホコリなどの混入の恐れがあるので捨ててください。

扉を閉める衝撃などの振動で、機械が全停止するとのご依頼でした。原因は、基盤。しかも、基盤についているなかなり小さいリレーという部品がダメになってました。（上写真）このちいさなリレーのみ交換もできましたが、機器の年式が10年以上経過していたので、基盤ごと交換しました。