食器洗浄器でよくあるお悩みは水漏れです。多くの場合は経年劣化による部品の破損です。

このケースは給水電磁弁の不良で止水できない状態になっていました。

部品入荷までの間、バルブにて止水をして使用していただき、その後部品交換をすることで修理完了です。

パネルを空けると、見るからにホースがやぶれています。さらに、取り外すと、共栓のねじがさびて割れていました。

経年劣化の激しい部位なので、これはよくある症状です。

排水ホースと共栓を交換することで水漏れが無くなります。

このケースは洗浄機の洗い残しがあるというご相談でした。

確認してみると、洗浄の勢いが弱い。このメーカーのこの黒い部品（上写真）は、もともと写真左のような形状で、画像の穴の部分には、キャップがついています。そのキャップが破損してなくなっていました。

この部品は、数年前に樹脂から金属に仕様変更があり、キャップだけでも良かったんですが、今後のこともあるので部品そのものを交換。キャップはいまだに樹脂なので再び破損する恐れもあるので、予備もお渡しし、修理完了です。

このケースでは洗浄機の湯が出るノズルがぶつかり合う異音がしていました。経年劣化による異音は意外に多くあるご依頼です。異音がするということは、何かしらの理由で洗浄がうまくいっていないと思ってください。

洗浄ノズル（大きい方）とすすぎノズル（細い方）が洗浄機にはついています。洗浄中は、洗浄ノズルが動き、すすぎは、すすぎノズルが動きます。このケースは、すすぎ動作中に異音が鳴ってました。

回転して動くので、樹脂のカラーやノズル軸が摩耗し、洗浄ノズルに干渉していたのが原因です。

ノズルカラーなどの交換で解決します。

写真は洗浄機の水位センサーです。

厨房機器と水は切っても切り離せない程、様々な機械で使用されます。その為、水の水位を測る、コントロールするという技術が様々な形で活用されています。

今回はフロートタイプの水位センサーの修理でした。

このフロートタイプの水位センサーは、写真手前と中央にある球(浮き)が水が入ると浮かび、水が減ると沈む動きを利用して、水位を検知、コントロールしています。

今回はこの水位センサーにスケール(水垢)が付着して、正常な動きが出来なくなっていました。

ここを清掃して修理完了です。

洗浄機のドアの奥側の左右に取り付けられているこのローラーがすり減っていたため、ドアが重く、異音も出ていました。

洗浄機は、毎日何度も開閉されるので、使用頻度も高くこまめなメンテナンスが必要となってきます。

このような樹脂製部品など消耗品は、なにかの修理のついでに交換をすることをおすすめします。

今回の機器は、ホシザキ製ですが、どこのメーカーさんに機器でも似たようなローラーが取り付けられています。