衛生について

今回は、衛生で、調理器具等の洗浄殺菌方法についてご紹介します。

調理器具等の洗浄殺菌方法

①まずは十分洗浄!
十分な水で汚れを落とし,次に洗剤をつけて洗浄し,もう一度十分に流水で洗いましょう。
(洗浄には飲用適の水を使用し,40℃程度の微温水が望ましい)
②正しい方法で殺菌!
熱湯や薄めた漂白剤などで殺菌消毒しましょう。(殺菌方法の詳細は裏表を参考にしてください)
③乾燥はしっかり!
清潔な場所でしっかり乾燥させましょう。

<殺菌方法の種類と性質>

*煮沸消毒
用途:調理器具,ふきん等の消毒
殺菌効果:一般的な細菌やノロウイルスに効果があります。
セレウス菌やウェルシュ菌などの芽胞菌には効果がありません。
<注意点>
80℃の熱湯の場合は,5分間以上 以上浸漬する。

*消毒用エタノール
用途:調理器具、手指等の消毒
殺菌効果:一般的な細菌に効果があります。ノロウイルスや芽胞菌には効果がありません。70%~80%エタノールが最も効果的です。
<注意点>
水で薄まると効果がなくなるので,手指や調理器具をよく乾かしてから使用する。

*次亜塩素酸ナトリウム
用途:調理器具、野菜等の殺菌
殺菌効果:殺菌力が強く、一般的な細菌、ノロウイルス、カビ等に
効果があります。芽胞菌には十分な効果はありません。
<注意点>
・分解しやすいので,使用直前に調製する。
・汚れがあると消毒効果が下がるので,汚れを十分落とす。
・酸性洗剤と混ぜない(有毒な塩素ガスが発生する可能性)。
・金属と手指には使用しない。 ・色落ちに注意する。

上記の使用方法に沿って、適切な洗浄殺菌を行いましょう。